フェラーリ365GT/4 BBはランボルギーニ・カウンタックやミウラとともに1970年代を代表するイタリアン・スーパーカー。なかでもフェラーリ365GT/4 BBは、フェラーリ社が12気筒エンジンをミドに搭載した初めてのロードスポーツで、折から日本で巻き起こり社会現象にもなった“スーパーカーブーム”を代表するモデルの1台です。パワートレーンは“二階建て”といわれる独特な手法で成立していますが、その構造をつぶさに記録するために、2年間に及ぶフルレストアー作業に密着取材。これまでと同様に内部の構造までを解説した内容となっています。さらに、エンジン/トランスミッションだけでなく、ボディ/シャシーも細かい解説を分かりやすい写真とともに掲載しています。