トリオは日本のオーディオ界を支えた一社であり、同時に技術集団だった。トリオに始まり、ケンウッドになり、現在はJVCケンウッド。オーディオ界の変遷とともに業態を変え、すでにその製品群に昔の面影はない。しかし、経営者や株主が変わっても、ベースはつねにトリオだった。1970年代から90年代半ばまでの「TrioとKenwood」の四半世紀を、技術開発を中心に振り返ってみる。
・トリオとケンウッド・序章~ DNA は、本当にあった・ゲームチェンジャー登場。 ~プリメインの流行は一夜で変わったTRIO KA-7300・片手間だなんて、だれが言った! ~ユニットと箱の関係に挑んだ最適解TRIO LS-1000・T&K 最後のハイエンドモデル ~「ラボラトリー」に込められた情熱KENWOOD L-D1・トリオの資産が活きた 「凝縮型」カーオーディオ・T&K 最後のハイエンドモデル ~「ラボラトリー」に込められた情熱TRIO KT-9900/KENWOO L-01T/L-02T・正確な「回転」とディスクの「支え方」 ~ CD につながったアナログディスク技術KENWOOD KP-1100
『コンパクトカセット』はご存知のとおりフィリップスが作り上げた統一規格だ。だがもともとはメモ録程度の用途しか想定されていなかった。それをオープンリールテープに匹敵する音楽録音を可能にしたのは日本のテープメーカーの技術力。そして日本のテープ業界を牽引したのがTDKだった。
・TDK 歴史みらい館 ~TDK の歴史は日本の電子技術の歴史だった。・TDK 躍進の秘密は技術力に加えて高い発信力にあった !・アナログカセット時代の総決算~MA-Rを超えろ!! TDK MA-XG Fermo・今、あえてCDで鑑賞する 筒美京平サウンドの世界・ポータブル・レコードプレーヤー・スペシャル “てんとう虫”の音の秘密 ~コロムビア・ポータブル・レコードプレーヤー [スペシャル・コミック]さくらのラヂオ 特別編 ラヂ子の生まれた時代 ~ SPと『宝塚少女歌劇』 まだあるおもしろプレーヤー♪・エレクトリックパーツ・パラダイス~千石電商秋葉原・D-10WM で広がるシステムの可能性 Conclusion D-10WM・励磁式スピーカーのある蕎麦屋さん/山形県天童市・そば吉里吉里・あのころをプレイバック『 温故知新・オーディオ歴史館』収録現場から・SCRAPBOOK・編集後記・TAKE FIVE
[20号記念 特別付録] 製品・人名索引(前編/創刊号~10号)