今やプラスティック製のNゲージ(1:150~160スケール)がメジャーとなった日本の鉄道模型。 その歴史を遡ると、かつては金属製の16番(1:80スケール)やOゲージ(1:45スケール)が主流でした。もちろん現在でも鉄道模型のフラッグシップ的存在として君臨していますが、現代のNゲージ世代にとっては高嶺の花、易々と踏み入れ難い世界というのが本音かもしれません。とはいえ近年では比較的安価で、Nゲージ世代にも馴染みやすいプラスティック製品も各社から続々と登場し、Nゲージ以上のビッグスケールモデルをより手軽に味わえるようになりました。
縮尺が大きくなればなるほど、実車に迫る質感や重量感という新たな魅力が生まれます。また、車内の装飾や足廻りといったディテールもより追求することも可能なので、1両からでも工作やじっくりと鑑賞を楽しむことができるのもビッグスケールならではの魅力の一つです。
本特集では、1:87スケール以上のビッグスケールモデルにスポットを当て、特に現代のNゲージ世代に向けて、ビッグスケールモデルの魅力を余すところなく紹介していきます。自身のホビーライフの次なるステップアップや、視力の低下でサイズアップをしたいとお考えの方は特に必見です。
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