既に280号を超える長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2~3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。シリーズ27巻目は、初の3分冊(初出時に上中下の3巻構成だったもの)の合本化で、RMライブラリー第91・92・93巻から「大物車のすべて」(吉岡心平 著)を復刻いたします。 「大物車は貨車の王」…他の種類の貨車では積みきれないような大型の貨物を運ぶための貨車で、その目的や用途により外観・構造はバラエティに富んでいます。本書では「神話時代」と謳った明治期の同種貨車から筆を起こし、大正、昭和と発展の様子を概観。さながら恐竜の進化のごとく、巨大な貨車が続々登場していた時代の様子は興味深いものがあります。ちなみに実車はJR期以降、徐々に衰退の途を辿りますが、今でも極少数の現役車が活躍中です。 大物車は、低床式、分割低床式、落し込み式、分割落し込み式、低床落し込み式、平床式、吊掛式といった分類があり、本書はその分類ごとに各形式を羅列して解説します。
〔主なコンテンツ〕・大物車の定義と分類・大物車の歴史・低床式大物車・分割低床式大物車・落し込み式大物車・分割落し込み式大物車・低床落し込み式大物車・平床式大物車・吊掛式大物車・その他大物車