道路整備の進展により貨物輸送の主役が鉄道からトラックに移行するにつれ、各鉄道で所有していた機関車は減少傾向にあります。本書では、RMライブラリー280・281巻で取り上げた電気機関車編の続編として、1993(平成5)年4月1日に在籍およびそれ以降に入線した私鉄のディーゼル機関車について、その生い立ちと現在までの変遷を紹介します。北日本編、関東・中部編、西日本編の3部構成で、関東・中部編では保存運転用の蒸気機関車を含みます。北日本編では太平洋石炭販売輸送、釧路開発埠頭 苫小牧港開発、津軽鉄道、南部縦貫鉄道、八戸臨海鉄道、岩手開発鉄道、小坂精錬小坂鉄道、秋田臨海鉄道、くりはら田園鉄道、仙台臨海鉄道、福島臨海鉄道、新潟臨海鉄道の13社が所有するディーゼル機関車について解説します。とりわけ旅客各社に比べ情報が少なく、会社間の転属も多い貨物専業の臨海鉄道の機関車についての解説は見逃せません。
■掲載内容1.太平洋石炭販売輸送2.釧路開発埠頭3.苫小牧港開発4.津軽鉄道5.南部縦貫鉄道6.八戸臨海鉄道7.岩手開発鉄道8.小坂精錬小坂鉄道(旧 同和鉱業小坂鉄道)9.秋田臨海鉄道10.くりはら田園鉄道(旧 栗原電鉄)11.仙台臨海鉄道12.福島臨海鉄道13.新潟臨海鉄道掲載各鉄道の機関車一覧表(諸元表)