実物に迫る高精度な造形に、多彩かつ細密な塗装・印刷が施された完成品が主流となった鉄道模型ですが、元々は自作やキット製品が主流で、その総仕上げともいえる塗装は作品に魂が宿る瞬間でもあります。今回の特集では「塗装」にスポットを当て、本誌でも長きに亘る連載でおなじみの江頭 剛氏をアドバイザーに迎え、イラストとともにわかりやすく解説!さらに塗装関連の主要各メーカーにもご協力いただき、現在発売されている製品も併せて紹介します。工作を始めようという方や塗装のことで悩んでいる方、環境を見直したい方にも有益となること間違いなしの一冊です!
★まだまだあります今月のみどころ
●PREMIUM REVIEW TOMIX 251系 ひと際斬新なデザインで注目を浴びた251系「スーパービュー踊り子」。今年3月の引退に合わせてTOMIXから発売された同車を「塗装の延長」となるウェザリングを施しディテールアップ。さらに「ミニチュア人形のYFS」とコラボしフィギュアを乗せて旅情を演出する作例も紹介!
●“住人”目線の情景撮影 ドイツ人であるハラルド・E・オットー氏の手による日本型鉄道模型レイアウト作品「島高松」。その中に鏡を置き、まるでミニチュア世界の住人の目線に立って撮影したかのような写真作例を紹介!実景と見紛う臨場感は必見!
●けいめいの工作机 鉛筆で蒸機に命を吹き込んでみました 16番プラ製品の9600形蒸気機関車を、北海道の炭鉱鉄道を走った仕様を目指してウェザリングを指南。プラ製品ならではの塗料選びから、鉛筆を使って黒光りさせたウェザリングなど様々な技法を紹介します!
★特別付録「映える撮影用背景紙2」 大変ご好評をいただいた、置いたものが何でも力強く進んで(飛んで)いるかのように見えてしまうという「映える撮影用背景紙」の第二弾が早くも付録に登場! 光沢がある紙を使用した関係で撮影時に光が反射してしまう前回の問題点を改善するべく紙質を変更(その代わりコシが弱くなっちゃいました…)しました。折り曲げ方で様々なシーンに対応できる構造となっています。同付録を使用した撮影コンペも開催予定ですので、前回からの続きをぜひお楽しみください!!