情景」とは心に残るほど印象深い風景のことで、鉄道模型においても、そういった景色を再現したジオラマやレイアウト作品の総称として「情景」または「情景作品」と呼ばれています。近年はジオラマ製作が手軽に楽しめる製品の増加や、より高度な表現が可能な素材が各社から続々と登場するなど、情景工作を始めるにあたって“追い風”となる風潮にあります。本特集では、現在需要が高まりつつある「情景」の魅力にスポットを当てて、基礎知識や技法をはじめ、「映える」要素となる見せ方や仕上げ方のテクニックを2号に渡って大特集!〔基礎編〕となる今回は、情景工作に必要な各素材の使い方や、基礎となる地形の作り方を、カテゴリーごとに詳しく解説するほか、情景作りの頼れる味方となる専門ショップ情報も併せて紹介します。
★まだまだあります今月のみどころ
●NEW MODEL SPECIAL 117系「新快速」 1979年に颯爽とデビューした国鉄117系近郊型電車のNゲージ製品が、TOMIX・KATOの大手2社から相次いで登場しました。今回はスタンダードな車両形式における各社製品のクオリティを比較しながら、それぞれのモデルとしての魅力に迫ってみましょう。
●PLUM 201系バラエティ!! PART1 昨年末、201系のプラキットで鉄道模型界に参入したPLUM。本誌では今年2月から、このキットをベースにした読者作品の募集を開始し、ストレートな201系作品から、これが201系ベース!?と思わせる加工作例まで、多士済々な面子が集まりました。今回はPART1として3作品を紹介します。
●モノクロームの小田急電車 隔月連載でお送りする私鉄電車のフォトアルバム。昭和40年代から平成前夜まで、クリーム色に青帯、グレー地にオレンジが小田急のトレードカラーであった懐かしい時代を、モノクロームの世界で振り返ります。