現在もいすゞの乗用車が健在だったらそれらはどんな夢を僕らに与えてくれただろうか
いすゞが3代目ジェミニの生産終了をもって、乗用車(SUVや1BOXは除く)市場から撤退して2022年で30年となる。今振り返ってみれば、いすゞがかつて掲げた「いすゞは無個性なクルマは作らない」というスローガンを体現した魅力的なクルマを作っていたという記憶しか残っておらず、またいつの日にか乗用車部門の復活を望みたくもなるものだが、実情はやはり万人受けするクルマがほとんどなく、それが故に販売も伸び悩んだという残酷な実情があった。もちろんそれ以外にも自動車貿易摩擦の影響や、ひとつのよりどころであったディーゼル・エンジン搭載車に環境問題などから逆風が吹いた結果、経常赤字の主因という判断から、乗用車部門の撤廃が決定された。しかし、それとて、今の時代を生き抜いてきたいすゞ車たちを前にすればあまり意味のない過去かもしれない。なぜならば、ひとたびいすゞの乗用車に恋したのならば、その代わりが他に無いことに気づかされるからである。その唯一無二の存在価値は今後も決して色褪せることはない。なぜならいすゞの乗用車は形ある限り永遠に輝き続けるからである。
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