Kinfolkの春号のテーマは私たちの興味を引いてやまない建築をデザインの側面から考察します。今号はミッドセンチュリーの建築家と家具デザイナーのシャルロット・ペリアンの軌跡をアーカイブとしてまとめました。彼女は「住居のあり方の延長上に人々の暮らしがある」という言葉を残しています。そこで私たちは建築物と室内の密接な関係性について探るべく、“外と中の世界にパーティションを設置することを仕事”にしている建築家たちを訪れました。
・野心的なユートピア構想とその現実について考察・大切な都市を守るバーレーンの建築家夫妻の活動・泡で建築作品を発表したアシフ・カーン・丹下健三が家族と暮らした日本建築・リチャード・イングランドが設計した非現実的なポストモダン建築でファッション撮影・シンガーソングライターのシャロン・ヴァン・エッテンがアルバムを制作しながら心理学を学ぶ理由とは・ニューヨーク・シティ・バレエ団で新たな時代を築いているカイル・エイブラハムのインタビュー・“死がふたりを分かつまで”という誓いの言葉が時代に合わなくなってきた結婚の歴史を紐解くロング・エッセイ・作曲家の坂本龍一のインタビュー。テーマは自分の死を知ることで生まれる創造力について。・緩和ケアの専門家であるBJ・ミラーが避けることのできない人生の終末との向き合い方を考え直すべき理由について話す。