ある形式にスポットを当て、その形式のバリエーションを模型資料として掘り下げる「鉄道車輌ディテール・ファイル愛蔵版」シリーズの第4弾は現役で数両が在籍する荷物客車マニ50です。実車は荷物客車の近代化のため1977年に登場。荷物列車の廃止後は各種事業用車両に改造されたり、イベント用客車に改造されたりしました。現在でも各地での事業用に残るほか、クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」の電源車(上写真)として檜舞台で活躍する車両もいます。本書ではマニ50を中心に派生形式であるスユニ50郵便荷物車、マニ30現金輸送車、スユ15郵便車(2019番以降)も取り上げるほか、ここ10年で、実車の動きが活発だった「リゾートエクスプレスゆう」用電源車マニ50 2186番のその後「THE ROYAL EXPRESS」の改造後の姿も取り上げます。