■最新の科学研究に基づく情報の更新、生物の分類と名称のアップデート、生息地を表した新たな地図や新しい図版、貴重な写真を多数追加。■最新の科学的研究やフィリピンのハリケーン・ハイアン、東日本大震災による津波など最新の世界的トピックスを追加。■最新のグラフィックスや写真、CG技術を駆使した図版を多用して、未知なる海洋を視覚的かつ体系的に分かりやすく解説。■海の成り立ちや役割から海底に影響を及ぼす地質学的および物理的プロセス、重要な生息地帯、海洋生物の生態に至るまでを4部構成で解説。
【構成について】世界の海洋(OCEAN)を4部構成で視覚的かつ体系的に解説!
第1部:はじめに豊富な図版と分かりやすい事例を多用して「海とは何か?」を解説
第2部:海洋環境世界の海岸線や珊瑚礁など海を構成する自然環境を取り上げ、人類が直面する地球環境問題を考える
第3部:海洋生物海洋生物やエンペラペンギン、シロクマなど、野生の姿を捉えたダイナミックな写真とともにその生態に迫る
第4部:海洋地図最新のCG技術を駆使して世界各地の海洋地図をひと目で理解できるようリアルに再現
【本書について】魅惑に満ちた視覚の旅
本書が著すのは、一般には目にすることの望めない畏敬の念を起こさせる景観である。見事な写真の数々が海のドラマと美しさを称え、同時に見やすく分かりやすい図版類と最新の衛星写真に基づく地図が、自然界の移り変わりと諸現象を明らかにしてくれる。人口島、地球温暖化問題、サンゴ礁から潮流の動きにいたる様々なテーマを深く掘り下げ、そこに浮かび上がる海洋の姿は、読者を地上とは異なる世界の核心部へと誘ってくれる。ドラマティックに展開し、絶えず読者にさまざまな思いを抱かせながら、本書は明るく輝く一筋の光として、興奮と驚異に満ちた海の王国の奥底を照らし出すのである。著者について
《序文・日本語総監修プロフィール》
【序文】ファビアン・クストー海洋ドキュメンタリー映画の製作者。海洋探検家。特にサメの生態や行動の研究者として知られる。潜水具スキューバの開発や映画〈沈黙の世界〉などで有名なイブ・クストーは祖父。
【日本語版総監修】内田 至(うちだ いたる)1932年、東京都出身。海洋生物学者。農学博士(東京大学)。財団法人名古屋港水族館館長。東京水産大学水産学部卒業。姫路市立水族館の計画と建設指導にあたった後、1966年同水族館の開館と共に館長に就任。その後、名古屋港水族館の計画と建設指導にあたり、1992年同水族館の館長に就任。2008年に退任。特にアカウミガメの研究で名高い。著書多数。