月刊『RM MODELS』の発足とほぼ同時に連載化されたものが、今回刊行された同じタイトルのコーナー「模『景』を歩く」でした。このコーナーは、当時、失われつつあった旧き佳き時代の鉄道風景や、模型の題材にしたくなるような情景を、模「景」という言葉に定義づけ、日本各地の鉄道施設をモデラー的な視点で記録でした。これらの記事をまとめ別冊としたのが2003年に刊行された『模「景」を歩く』です。それから15年。版元である弊社の在庫も底をついて久しく、多くのファンから再販の声を頂いておりました。そこでこのたび、巻頭に8ぺージ、巻末にも新規ページを追加し、改訂新版としてこのたび刊行の運びとなりました。既存のページはそのままに、巻頭には「今なお見られる模『景』」として、今現在も各地で見られる模型にしたい風景をダイジェスト的に紹介するほか、巻末には『RM MODELS』誌面上で取材掲載した上毛電鉄大胡車庫の様子と建屋図面を掲載しています。情景派モデラー待望の一冊がここに復活いたしました。
【コンテンツ】・今なお見られる模「景」・西濃鉄道・加越能鉄道高岡軌道線・JR氷見線「雨晴駅」・JR東日本・品川運転所・JR鶴見線・大川支線・三井三池鉄道・茨城交通湊線・JR東日本・久留里線・名鉄/揖斐線・谷汲線、美濃町線・立山砂防軌道・福島臨海鉄道・富山地方鉄道のジャンクション「寺田駅」・蒲原鉄道・新潟交通・小湊鉄道・秩父鉄道・安房森林鉄道(屋久島)・富山地方鉄道のジャンクション「岩峅寺駅」・今なお見られる模「景」 上毛電鉄大胡車庫
その他に、線路の基本寸法や蒸気機関車の設備についての資料も掲載。