国鉄在来線の平坦区間用の標準機として登場したEF65型電気機関車、その使命は拡大する国内貨物輸送の増強でした。EF65は安定した高速性能を持ち、これをベースに20系ブルートレインの牽引用としてEF65 500番代(P型)が登場しました。さらに重量貨物列車を重連で牽引する装備を持ったEF65 500番代(F型)が登場。それらP型とF型の装備を合わせ持つ決定版として登場したのがEF65 1000番代です。東北本線の貨物列車での活躍を皮切りに、九州方面のブルートレインの先頭に立ち、JR以降は各種塗色に塗られ活躍した仲間もいました。本書は国鉄特急色でクリーム色ナンバープレートという懐かしくも、凛々しいいでたちの再び姿を現し話題となったEF65 2101号機を筆頭に、近年活躍しているEF65 2000番代特急色を中心に新規グラビアを追加。そして平成の30年間のEF65 1000番代の活躍もメモリアルアルバムとして、グラビアで紹介。EF65の登場と歴史、年次ごとのディテールの違いのほか、前面、屋根、台車廻りのディテールも細かく観察していきます。模型カタログでは、16番(1:80スケール)とNゲージの近年のカタログ製品を紹介。コレクションの確認用にももってこいの内容です。実車車歴表内容に刷新。EF65 1000番代ファン納得の一冊となっております。