愛知県豊橋から長野県辰野までの約200kmに及ぶ電化単線の飯田線は東三河、天竜、中南信の各地域の山間都市をむすぶため、今も昔も地元の重要な脚としての役目を担っています。一方で急峻で険しい山岳地帯を縫うよう走るため、その車窓風景は豊かで観光客やレイルファンからも人気の高い路線です。本書は1983年まで当線で活躍していた戦前・戦後間もなく登場した国鉄製の旧型電車をローカル線のトップモデラーの宮下洋一氏が詳しく解説。同じ形式ながら、製造時期や投入線区によって異なったディテールを持つ車輌など、つぶさに見て行くのはもちろん、当時の電車運用や電車編成など旧型国電の宝庫と言われた古き良き時代の飯田線電車を記録・収録した本となっております。巻頭カラーグラビア飯田線物語飯田線17m車輌活躍の時代飯田線スカ色化前の時代モデラーの目で見た飯田線電車保存車・譲渡車・買収電車たちの私鉄での活躍飯田線運用エピソードほか