本号では、交流電気機関車のJR化後30年間の足跡を振り返ります。1987(昭和62)年4月1日のJR発足時、交流電気機関車は6形式306輌が継承されました。しかしこの30年間で輸送体系の変化などからED77・ED78・ED79・EF71が形式消滅したほか、ED75・ED76も今年3月現在で稼働車はそれぞれ5輌・10輌と数を減らしています。他方で、ED79の後を継ぐかたちで青函トンネル用の複電圧方式の交流電気機関車EH800がデビュー、2013年(平成25)年に試作機が登場し、量産機も19号機まで落成しています。
そこで本号では、〈ゆうづる〉や〈あけぼの〉をはじめとしたブルートレイン牽引時のカットなど多数の貴重な写真とともに、交流電機のこの30年間について配置や運用、輌数などの変化をもとにそのあゆみを整理しています。
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