本号では、昭和42年10月改正で登場した581系とその発展形である583系をはじめ、現在では唯一の定期夜行寝台列車となった〈サンライズ出雲・瀬戸〉で活躍する285系、そして運行開始を控えているEDC方式の“TRAIN SUITE 四季島”と気動車方式の“トワイライトエクスプレス瑞風”といった、「寝台電車」「寝台気動車」を特集します。 月光形とも呼ばれた581・583系は、夜行の寝台特急と昼行の座席特急に兼用するという日本独自の考え方に基づいて製造された車輌ですが、登場した42.10改正から今年で50年を迎えます。新大阪~博多間を結んだ〈月光〉・〈みどり〉をはじめ、上野~青森間を結んだ〈はくつる〉・〈はつかり〉などの数々の特急列車に登板してきた581・583系の名場面を写真で振り返るほか、「寝台電車」のあゆみを軸に、我が国の寝台・夜行列車についてまとめます。