隔月化第3号となる本号も、新たな趣向の特集や連載、魅力的な付録でお届けいたします。
特集はレイル・マガジン名物!「今なお現役2021」。昭和~平成~令和という長い間走り続ける古豪から、過酷な環境で走り続けて短い生涯を終えようとしている優等車両まで、今この時点では現役ですが、注目しておきたい車両をピックアップしていきます。盲点的なところで、JR北海道のキハ283系は既に約半数が廃車済、向こう1年間が山場とも言われています。具体的な引退スケジュールが出たE4系新幹線や京阪5000系、大量に増備された形式ながら順次引退が進んでいる東急8500系、東京メトロ7000系、ローカル私鉄の定番的な題材として江ノ電300形や関東鉄道キハ532など、バラエティ豊かなメンバーにて記事を展開致します。
新車記事ではJR東日本千葉地区で2021年3月ダイヤ改正から運用が始まったE131系と、京阪3000系の「プレミアムカー」を紹介。さらに去就が注目されるJR東日本高崎車両センター高崎支所に所属する5両の直流電気機関車のプロフィールを紹介。また、JR貨物愛知機関区のDD51最終運用日の出発式典レポートや、えちごトキめき鉄道への413系譲渡の話題などもいち早く取り上げました。グラフ記事としては、越中島貨物線のDE10、185系、上田交通丸窓電車(モノクロ)などを収録しています。
連載では、まず「シーナリー散歩」第3回として銚子電鉄を紹介。奇跡的に今なお残されている昔ながらの駅舎など、見逃せないポイント多数です。また1回お休みをいただいた「萍逢鉄路」ではウクライナのベテラン流線形電車(ソ連時代製造)の旅を取り上げます。「RM的鉄道保存車めぐり」では、福岡県直方市を本拠として活発に蒸機の修復保存活動を展開している「汽車倶楽部」の1日に密着しました。
4号連続特別付録の第3弾として「2020年 鉄道界卒業アルバム」が付属します。2020年1年間で引退した車両・列車・路線などを永遠に記録に残すため、読者の皆さんからの投稿写真でグラフを構成しています。ぜひ保存版にしていただければと思います。