今号の特集は、日本全国でその姿を見ることのできた国鉄気動車キハ40系です。1977年から1982年までの間に総計888輌が製造されたキハ40系はDMF15HSAエンジンにDW10変速機を搭載した手堅い設計で、老朽化が進んでいた気動車を置き換えるべく全国各地に投入されました。しかし、国鉄分割民営化から31年を数える今となっては、キハ40系が置き換えの対象となっており、JR東海管内からはすでに全車引退し、直近では今年3月のダイヤ改正でJR八戸線の定期運用から引退したことは記憶に新しいところでしょう。今後の動向が注目され、かつ首都圏色塗装が人気を博しているキハ40系の現況について特集します。
また、新津運輸区・郡山総合車両センター・岡山気動車区・後藤総合車両所・徳島運転所のキハ40系の運用表も収録しています。
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