特集: 中小私鉄&三セクへ、この夏も 2016
7月発売号は、毎年恒例の中小私鉄・公営鉄道・第三セクター鉄道特集号です。昨年から今年にかけて、趣味的にみて興味深い動きなどのあった鉄道事業者をピックアップし、今後の予定や見どころなどもまとめています。この一冊で、この一年の動向が分かることでしょう。また、日本で唯一セメント貨物輸送が行われている三岐鉄道について、車輌の解説や近年の動向、訪問時に役立つ撮影ガイドなども収録しています。・乗車や記録に役立つ資料も充実! 本特集にちなみ、別冊付録「中小私鉄・第三セクター鉄道最新版列車運行図表2016 東日本編」を付けています。ダイヤグラムなどが収録されている鉄道事業者は下記の通りです(西日本編は397号に付録予定です)。また前号に続き、高崎車両センター115系の運用表も記事中に収録しています。■中小私鉄・第三セクター鉄道最新版列車運行図表 2016 東日本編掲載鉄道事業者:太平洋石炭販売輸送・三陸鉄道・由利高原鉄道・秋田臨海鉄道・仙台臨海鉄道・山形鉄道・福島交通・会津鉄道・福島臨海鉄道・野岩鉄道・上毛電気鉄道・上信電鉄・真岡鐵道・わたらせ渓谷鐵道・ひたちなか海浜鉄道・秩父鉄道(貨物列車運転時刻表)・銚子電気鉄道・小湊鐵道・いすみ鉄道・流鉄・千葉都市モノレール・山万・江ノ島電鉄・湘南モノレール・神奈川臨海鉄道・関西電力・アルピコ交通・長野電鉄・富山ライトレール・のと鉄道・えちぜん鉄道・万葉線・一般記事 巻頭の「RM Gallery」では、「東海道を走る『山男』 ―3074レ~3075レに魅せられて―」を掲載します。東海道本線を早朝上ってきて、午後の時間帯に下るEF64牽引の貨物列車の魅力を、写真でお楽しみください。 また一般記事では、北海道のキハ183系について現況および駅から徒歩で行ける撮影地を紹介するほか、185系国鉄型特急電車などが活躍する伊東線の撮影地ガイド、シリーズ「岡山地区における国鉄型車輌の現況」の最終回として、岡山気動車区のキハ40系の車歴や形態分類を解説、そして高崎車両センター115系の運用の解説や注目車輌の詳細についても収録しています。いずれも今年の夏に乗車や撮影を考えている方に、参考となることでしょう。 ところ変わってスイス発、ゴッタルドの記事も掲載しています。新線開通の影響で、現在の賑わいが見られるのも今のうちかもしれません。そして阪堺電気軌道の九七式貨車を使用したレール輸送列車の、添乗記事も収録しています。・今月の連載記事「今日も空鉄」では、「幸せ運ぶ黄色が東京へやってきた」と題して、ドクターイエローの鳥瞰作品を掲載します。沿線で見ていてもとにかく目立つドクターイエローですが、都心のなかを走る姿は、上空からはどのように見えるのでしょうか。どうぞお手に取ってお確かめください。 「ガイドブック 最盛期の国鉄車輌」では、前号に続き蒸気機関車C58形を取り上げています。今回は同形式に施された主要な改造点などを整理しています。・新車などの紹介記事 大阪環状線用新型車輌323系についてご紹介するほか、7月16日より営業運転を開始したHB-E300系新型“リゾートしらかみ”「橅」編成などを紹介しています。