ヤンチャ――幼い子供の聞き分けのない様子、さらには、無鉄砲に悪さをする青年期の暴れっぷりのことを指す言葉である。後者の意味でのヤンチャなクルマたちが、大人気だ。ビス留めオーバーフェンダー、効果の怪しい前後スポイラーなどで武装した、日本古来のカスタムスタイル。しかもそのベースには、ハコスカや棺桶ローレル、ダルマセリカ……といったかつての代表的車種ばかりでなく、トヨタ86やR35GT-R、はてはランボルギーニやポルシェといった欧州スポーツカーまでが選ばれ、その勢いはとどまるところを知らない。そしてそれを反映して、そんなヤンチャなクルマたちがミニカー、プラモ問わず各社からモデル化されているのである。ところで「ヤンチャ」の語源については、子供が駄々をこねるときの「いやじゃ、いやじゃ」が訛化したもの、とする説が有力なのだそうだ。我々はむろん、「いやじゃ」どころか、こうしたモデルカーは大歓迎だ。無鉄砲に楽しんでみよう。
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