1990年代初頭に日本に到来したステーションワゴン・ブーム。もともとステーションワゴン自体は日本車のボディ・バリエーションに古くから存在したが、セダンのボディ後半を箱型に変更した2BOX型ボディは、荷物を運ぶために商用車として登録されたライトバンとして馴染み深かったこともあり、プライベートユースよりもビジネスユース色が強かった。しかし、日本ではスバル起死回生の一作、レガシィのツーリングワゴンが大ヒットし、走りの良さを追求したスポーツワゴンの魅力が幅広く認知されたことが起爆剤となってブームが到来した。その後は商用車派生ではない日本車のステーションワゴンが多々リリースされた他、アメリカ車やドイツ車、ボルボなど、種々の外国製ワゴンが輸入され、洒落たクルマとして確固たるポジションを築いたが、昨今ではSUVやSUV寄りのクロスオーバー車にそのポジションはとって代わられた感が否めない。とは言え、箱型ボディのユーティリティとカッコよさ、さらには走りの良さも兼ね備えたステーションワゴンこそが、元祖クロスオーバー車とする考えもあるだろう。ここでは、そんなステーションワゴンの存在意義に今一度スポットライトを当てて、往時のステーションワゴン・ブームや名車、さらにはその生みの親とも言えるライトバンをモチーフとした作品たちを集めてみた。
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