バブル景気――厳密には、1986年から1991年にかけての好景気を指す言葉であるが、大まかなイメージとしては'80年代後半はすっぽりとそこに収まり、'90年代初頭も含まれる、というところだろう。そこには「地上げ」「財テク」といった言葉もつきまとい、日本人が物欲、金銭欲をむき出しにした悪しき時代として振り返られることも多い。とはいえ、自動車――もちろん日本車という意味においては、幸福な時代だったと言えよう。豊富な開発資金、大物志向のユーザーといった要素に支えられて、日本車がメキメキと完成度を高めていった時代。スポーツカーや高級車といった特定のジャンルにおいて、ついに欧米メーカーと肩を並べた時代。近頃、この時代のクルマたちの模型化が多いように思われる。それらを机上に並べて、改めてあの頃を思い出してみよう。
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