1970年代後半、欧州では隆盛を極めたシルエットフォーミュラ。FIAの規定でグループ5に属するこれらは、その名の通りシルエットこそ市販車の形を残してれば後はほぼやりたい放題という過激なものであった。その人気は日本にも飛び火そ、'79年から富士スーパーシルエット・シリーズがスタート。日産は当初、710バイオレットのターボ仕様を引っ張り出してお座なりに参加していたものの、'81年からその動きを本格化。大きなオーバーフェンダーで武装したシルビアとガゼーイラインが加わって、日産ターボ軍団、あるいはシルエット3兄弟を形成するに至った。その内容も、この年からは鋼管パイプフレームを持つ、まさにプロトタイプマシーンのような構造を採用することとなったのだ。こうしたマシーンが過激な走りを披露したことは想像に難くないが、その人気はシテのワンメイクレースにまで影響を及ぼすほどであった。今回は、そんなスーパーシルエットを模型で振り返ってみよう。
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