運転手としての面接を受けにきた主人公トラヴィスは、人事担当にこう質問される。「夜の郊外でも行けるか?ハーレムは?ユダヤ教の祝日にも働けるか?」。トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)はニヤニヤ笑いながら、詩を詠むようにこう返す。「Anytime, Anywhere(いつでも、どこでも)」。このあと「ふざけた態度はやめろ」と一蹴されてしまうトラヴィスが、彼のこの言葉こそ、タクシーの本質を表したものと言えるだろう。
いつでも(いれば)捕まえられる。いつでも(頼めば)来てくれる。そして、どこへでも行ってくれる。もちろん限度はあるのだが、時間や路線といった区切り・枠のあるバスや電車と違う、そこがタクシーの持ち味であり強みである。それだけに、タクシーを利用するときは、皆なにがしかの有難みを実感しながら車中の人となるのではないだろうか。今回は、そんなタクシーの歴史を模型で辿ってみた。
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