外国人タレントのハシリと言われた、「ノンノンノン」が口癖の某エッセイストは、その決まり文句の通り、フランス人であった。あるいは、「シェー」でお馴染みのあの漫画キャラは、おフランス帰りを自称していた。ことほどさように日本人にとってフランスは、欧米諸国の中でも特に親しみの深い存在である。戦後の日本人は、ラグジュアリーかつコンフォートな生活という意味ではアメリカン・ウェイを模倣してきた。しかし、「ハイセンス」「モードの最先端」といった意味で称揚されてきた国といえば、やはりフランスなのである。それは自動車趣味の世界においても同様だ。シトロエンやパナールなどの前衛的すぎるフランス車、ひいてはそれらを愛好する人たちはあまりに尖端を行きすぎるために「ヘンタイ」とまで称されたりする。そんなお洒落と奇天烈が裏表一体のフランス車を模型で楽しんでみよう。
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