四駆駆動と言えばまずジープ、と思いがちだが、その歴史は意外と古い。蒸気機関車の時代から総輪駆動車は存在していたといわれ、T型やそれ以降のA型、そして'30年代の所謂アーリー・フォードを四駆化するキットも、同時代には販売されていたという。もちろん、四駆の時代を大きく塗り替えたのは、"どこでも行ける"悪路走破性をもった小型トラックとしてのジープの登場だ。そしてそれ以降の四駆駆動の歴史を見ると、二度、転換期が訪れているのが分かる。最初のそれは、ジープの走破性を持った乗用車の登場。これは我が国のスバル・レオーネ(ワゴン)によって'70年代前半に齎(もたら)された。そして二度目のそれは、アウディ・クワトロによるスポーツ4WDというジャンルの確立である。ハイパワー・エンジンの力を、フルタイム4WDによって余すところなく路面に伝えるスポーツカー。今回はそんなスポーツ四駆を、特に黎明期の'80年代後半のモデル中心に特集してみた。
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