モータースポーツにおいて、レギュレーションは年々変化していくものである。その理由は、突出した強さを発揮するマシーンのワンメイクレース化を防ぐためであったり、あるいは、過激化が進んでレースが危険度を増してくるのに対処するためであったりと様々だが、そうした訳で、今では消滅してしまったカテゴリも少なくない。レーシングカーとは本来的に、時代の徒花となる宿命を背負った存在なのだ。ここで採り上げるグループCもそんな徒花のひとつだが、速さとともに燃費をも極めたことが最大の特徴だった。そのためグループCカーは、空力性能を極限まで追求したボディを有していた。怪鳥ドードーは飛ぶことができず、歩く足どりもおぼつかないため絶滅しなければならなかったが、サーキットの怪鳥グループCは、速さと、省燃料志向を併せ持った、なかなかにクレバーな存在だったのだ。そんなCカーたちを模型で振り返っていく。
その他のコンテンツ・静岡ホビーショー直前 KYOSHO 新製品レビュー・KYOSHOミニカーコレクション発売・アメリカン・モデル・カーズ・プラモ作りま専科 模型制作のHow to・プラモ新製品・自動車博物記・丸餅博士の古典ミニカー天国など