日本の警察組織が使用する自動車の種類は多岐に渡るが、警邏や交通取り締まりなどに用いられる乗用車ベースのものを、一般的にはパトロールカー(パトカー)と呼ぶ。その始まりは、1950年(昭和25年)に導入された、白一色に塗られた車輌と言われている。ちなみにこうした黎明期のパトカーは、日産180型やいすゞTXなどボンネットトラックのシャシーに、セダン型のボディを架装した異様なクルマが大半であった。現代の我々にも馴染み深い白黒ツートンが基本となったのは、その数年後のこと。以後、子どもたちには正義のヒーローとして、大人たちには楽しいドライブの天敵として(?)、憧れと畏怖の的であり続けている。模型の世界でもひとつのジャンルとしての地位を築いているパトカーを、今回は様々な車種と年代で特集してみた。穏やかな心でお楽しみいただければ幸いだ。その他のコンテンツ・最新ミニカー先取りレビュー・オットモビルからトンがったR33GT-Rが2種登場・ハセガワのNッコロで遊ぶほか