「世界幸福度ランキング2018」第1位フィンランド! 日本は54位…。この差って何だろう?
フィンランド人のスサンナと日本人のヒロコが、生活のちょっとしたことだけど大切なことに焦点をあて、ウィットに富んだ対話形式で導きだすフィンランド流、幸せのつくり方。幸福になるための80のヒントを本書は綴ります。高福祉国家であることだけが、幸せの理由ではありません。歴史的・文化的背景から醸し出される独自の価値観、幸福観など、生活を楽しむことに長けたフィンランド人から学びたい幸福術。自我が肥大化し、生きづらい現代において『個々にあるべき幸せ』について読者へ問いかけます。
~ノニーン(no niin) とは~フィンランドの魔法のことば。声のトーンや場面によって、愛情から嫌悪感、怒りまで、いろんな気持ちや意味合いを表現できる。ノニーンの言い方やトーンによって、良いニュースかそうでないかの推測がつく。多様なノニーンの表現はコメディにもなっているほど。直訳すると、「そう、そうね、いい感じ、まぁ、はい、は~い、うん、ちょっと」など。日本語の「そうだね、そうですね」の感じ。
【著者のご紹介】スサンナ・ペッテルソン博士(Susanna Pettersson)美術史家。美術館コレクション研究が専門分野。フィンランド国立アテネウム美術館館長を務めた後、2018年夏よりスウェーデン国立美術館館長に就任。レインヴァルドアカデミー(オランダ)准教授、ユヴァスキュラ大学(フィンランド)非常勤講師、アールト大学(フィンランド)評議員、フィンランドセンター(日本)理事長。
迫村 裕子(サコムラ・ヒロコ)文化プロデューサー。多様性を推進する立場から異文化教育、国際的な美術展や文化プロジェクトの企画運営に携わる。フィンランドとは30年に渡り、数々のプロジェクトを展開。絵本や翻訳書の著作も多い。武蔵野美術大学非常勤講師。モットーは、「みんなちがってみんないい」。