良い音をもっと安く、もっと楽しく。1970~80年代の国産オーディオを中心に楽しむための雑誌です。【巻頭特集】FM黄金期を支えたチューナーたちかつてFM放送はオーディオマニアにとっても大切な音楽ソースのひとつだった。他のコンポと同じように、黎明期こそ海外メーカーにリードされていたが、精密なパーツと高周波技術の進歩により、1980年代に国産チューナーは大きく進化し、数々の銘機が生まれた。とくに1970年代から80年代の始めにかけてKT-9900、L-01T、L-02Tといったチューナーの雄、トリオのフラッグシップモデルやサンスイTU-X1などの高級機、パイオニアF-120などシンセサイザの普及機も飛躍的に高性能化。今回はこれら国産銘機を取り上げつつ、FM全盛期に想いを馳せる。【特集】音の入口から出口まで4万5000円で揃える激安逸品コンポ【読者プレゼント付き】本誌創刊号での企画は『9万円コンポ』だった。あれから3年、ネットオークションと中古オーディオ店での国産中古機材相場はかなり上昇した。その原因のひとつは本誌ではないかと思う。そこで奮起した。創刊号企画9万円の半額、4万5000円で『聴きごたえのある音』を出そう、と。もちろんダウンロードソフトやハイレゾ音源はハナから相手にしていない。アナログディスクとCD、パッケージ販売されているソフトの再生装置である。【anthology】ソニーが好きでたまらない昨年11月から開催されている『It's a Sony展』のレポートを始め、大ヒットモデルであるスカイセンサーやウォークマン・の誕生に迫る『sony design』、工芸品に近いトーンアームの世界に電子制御を導入した『未完の大器“バイオトレーサー”秘話』、カセットテープのタイプ・を支えたロングセラーモデル、『ソニー・デュアド~孤高のフェリクローム』まで、ソニーの魅力を側面から取り上げる記事を集めた。【その他】・銘機礼賛:DENON DCD-1650シリーズ……国産CDプレーヤーの大人気シリーズ『DCD-1650』の誕生と成功の秘密を、シリーズ一の人気モデル『DCD-1650AR』の開発担当者へのインタビューで解き明かす。・レーザーディスクの光と影……『13対1』と言われたVHD対レーザーディスクの『ビデオディスク戦争』を、圧勝に導いたパイオニアの技術力。その裏側に迫る。・ブランドストーリー『パイオニア・アンプ編』……スピーカーに始まったパイオニアの歴史だが、60年代以降は総合オーディオメーカーとして成長。アンプにも数多くの銘機を誕生させた。
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