日本では1977年代に巻き起こったスーパーカーブームや圧倒的なカリスマ性を持つF40の影響もあり、フェラーリ=リアミッドシップモデルというイメージが強い。しかしフェラーリのロードカー史を考えてみれば、フロントエンジンモデルこそがそもそも主流で、今回登場する250GTE2+2といった1960年代から、一度は途絶えるも550マラネロでの回帰を経て最新モデルである812GTSに至るまで、その歴史は連綿と受け継がれている。本特集はそんなフロントエンジン・フェラーリをテーマにお届け。それぞれのシチュエーションで、5台のモデルが登場する。
●250GTE2+2に見るフェラーリの原点●812GTSに見るフェラーリの頂点●575Mマラネロ~"所詮FR"が憧憬に変わる時●ポルトフィーノM~カリフォルニア開発担当時代の思い出●ローマで古代都市・奈良を訪ねる、1泊2日1000kmの旅
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