国鉄からJRに移行して36年目の今年。岡山地区は電車も気動車も国鉄型車両の比率が非常に高く、全国的に大変希少なエリアとなっていましたが、ついに変化の時が訪れているようです。
本書は、レイル・マガジンで折に触れて大型記事を組んで紹介してきた岡山地区の国鉄型車両、特に伯備線の陰陽連絡特急である381系「やくも」をフィーチャーし、今だから送り出せる「総集編」としてお届けします。381系は国鉄の営業用初の振り子式車両で、その興味深い振り子装置の発達史と、後継の振り子車両たちを一覧できる記事を掲載。そしてこの「やくも」は国鉄型電車を使用する最後の特急列車でもあり、まさにラストワンの存在を珠玉のグラフでご紹介します。
◎主な新規記事
・読者傑作選グラフ…約500点におよぶ応募のあった読者作品から厳選。
・スペシャルギャラリー・381系「やくも」/EF64 1000の牽く貨物列車
・瀬戸大橋開通35周年、開業時回顧録
・津山まなびの鉄道館
◎主な再録記事
・日本の振り子車パイオニア381系
・走り始めた“WEST EXPRESS銀河”
・岡山、国鉄天国!
・岡山地区における国鉄型気動車の現況
ほか