生まれたばかりの小鳥の雛は、最初にみたものを親と認識しその後を追いかけていくという。"趣味"もまた、世の中の理屈や大人の都合を理解するよりもずっと前の段階で、気がついたら直感的にハマっていたというパターンは少なくないだろう。そのきっかけは人によって様々。それが甲州街道を都心に向かうクライスラー300の疾走する姿だったり、近所のお医者さんのガレージにたたずむVWビートルのシルエットだったり、はたまたデパートのおもちゃ売り場のショーケースの中の、コーギーやディンキーの精巧なミニカーの輝きだったり、雑誌の片隅に小さく紹介された"ジム・クラーク優勝"のニュースだったり。そんな"物心ついた時からクルマ好き"の読者諸兄、あなたの大好きなクルマと、その思い出はなんですか? 今号はそんな"自動車趣味の原点"をテーマとした、いくつかのストーリーをお届けする。
●Car MAGAZINE with MINIミニと共に生きた42年●CLASSIC MINI原点の資格はサステナブルにあり●MINIATURE MODELS趣味の世界の大センパイを追いかけて●LAMBORGHINI COUNTACH LP400全国にスーパーカー少年が生まれた日●FERRARI 308 GTS QUATTROVALVOLE白銀の跳ね馬が忘れられなくて●"思い出のトミカ"で見る 3世代クルマ趣味よもやま話●カー・マガジン関係者に聞く私の"クルマ趣味原点"●編集部員と読者が選ぶ私の好きなBowさんの表紙●FROM CURATOR'S EYES『Gold Finger』─―ベントレーとアストンマーティン
【その他のコンテンツ】●巻頭カラーグラフ:モーガン・プラスフォー●1969 日産スカイラインGT-R●アストンマーティン・ヴァンテージ・ロードスター●マツダMX-81:復活を遂げた幻のショーカー●モデナ大河物語:マセラティ・ビトゥルボを描いたのは誰か●自動車型録美術館:ポルシェ930ターボ●スーパーカー連載:ランボルギーニ400GT2+2&ウルス●Bowの自動車博物館 ほか●特別付録小冊子:フォード スペシャル・ブック2021 by エフエルシー