あるブランドのあるクルマが、ある日ある場所で、突然変異にブレイクする事がある。1990年代の日本に於けるランチア・デルタは、まさにそんな立ち位置にいたクルマだったと思う。常に“知る人ぞ知る孤高のブランド”だった。当時の雑誌で見知ったストラトスや037ラリーといったモータースポーツ界のスーパースターも、遠くで密かに憧れはするが、やはり自分自身の日常からはちょっと遠い存在。その“古くからの憧れ”と“クルマ好きの自分の日常”が、ランチア・デルタの登場によって、ある日突然シンクロしたのである。そんなデルタと初めて出会った日々のことを振り返りつつ、今なお色あせない実車の魅力を再検証。
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