エンジンの話。絹の様になめらかに回り続ける直列6気筒や直列8気筒、とかモーゼの十戒の如く怒涛のパワーが湧き出る12気筒やまさかの16気筒、とかえてして世の中は派手なもの、大きなもの、たくさんあるものに注目が集まりがちである。逆に、世界中のクルマのエンジン形式としては、一番多いであろう“4気筒”。ある意味、自動車エンジン界の最大公約数。いたって普通。だがしかし。世界中に溢れかえっている4気筒だからこそ、偉大なるフツーだからこそ、クルマ趣味的な視点から見ても、なじみ深いもの、気になるものはすごくたくさん存在する。それは別に、高級サルーンや高性能スポーツカーが、軒並みダウンサイジングの4気筒ターボを採用する昨今に限った話でなく。そしてまた、“自ら手を汚す系”のエンスージァストにとっても、シリンダーの数が少なすぎず多すぎないヨンパツは、長くじっくり付き合うのにはまったくもってお手頃・最適なお相手。今月は、そんなクルマとその周辺を切り取る。ALFAROMEO 1750 GT VELOCECATERHAM SUPER SEVEN BDGMG MIDGET RACINGBMW 2002 TURBOLANCIA FULVIA COUPEVOLKSWAGEN BEETLEPORSCHE 718 BOXTER etc.その他のコンテンツ・ABARTH 124 SPIDER 奇跡の日伊ハイブリッドマシーン・HISTORIC CAR EVENT@EUROPE 欧州各地の注目イベント一挙紹介!!・SUPER BMW M3 特別なM3たちの系譜・MAZDA SAVANNA RX-7 世界を虜にしたロータリー・ロケットほか