国鉄の在来線において、当時の最大・最高速を目指し、1968年から量産製造された直流電気機関車・EF66。その目的は長崎・博多で水揚げされる魚介類の高速輸送でありました。その後、EF66は東京~九州間のブルートレインの牽引に進出。〈さくら〉〈みずほ〉〈はやぶさ〉〈富士〉〈あさかぜ〉などのほか、大阪発の九州方面のブルートレインの牽引の任に当たり、ブルートレインの顔として活躍しました。登場から50年を迎える今年、国鉄時代に製造された現役の車輌は1輌を残すのみとなりましたが、今日も貨物列車の先頭に立ち、関東~関西~山陽と各地を走り廻り、機関車ファン注目の1輌となっています。本書では、2011年発売の『モデル&プロフィール EF66 0&100番代』の内容を再編し、冒頭では現役最後の0番代である27号機の勇壮を捉えたカラーグラフを追加。そのほか近年の活躍の様子を捉えた内容も追加し、実車車歴表、模型工作記事も満載。ブルトレファン・貨物列車ファン・EF66ファン必見の一冊です。
■主なコンテンツ・最後のEF66 0番代 27号機カラーグラフ・EF66 0・100番代の誕生・歩み・そして現在・秘蔵写真で語るJR貨物所属機・EF66更新機のあれこれ・0・100番代 全89輌の履歴一覧・リアルさにこだわる「100番代後期型ウェザリング仕様」・完成品モデルをメイクアップ ほか
綴じ込み付録:EF66 40 Z~Oスケール精密図面