※コンテンツには過去に発行した『ステレオ時代』の記事を増補改訂あるいは再編集したものを含みます。
1970年から1990年代の国産オーディオを中心に取り上げるムックシリーズ『ステレオ時代』が渾身の力を込めてお送りするカセットテープとヘッドフォンステレオだけを集めた1冊。これまでいくつものカセットテープ関連書籍が発行されましたが、この『カセットテープ コンプリートブック』は資料性に重きを置いた本に仕上がっています。
【内容】『カセットテープ年鑑』では1971?1993年に国内で販売されていた主要なカセットテープを網羅。とくに価格表は各モデル各分数での価格を記す、これまでになかった資料となっています。『ブランドストーリー』ではTDK、ソニー、マクセルなど、主要なカセットメーカーの成り立ちや主要モデル、上位4社+デンオン(日本コロムビア)については各モデルの発売時期やモデル変遷が分かる年表を掲載。(過去『ステレオ時代』にて掲載したものの改訂版)また『TDK MA-Rはどのようにして生まれたのか』では、ダイキャストフレームを持つカセットテープとして知られるMA-Rの、開発者の特別インタビューにより、これまで語られることのなかったMA-Rの誕生秘話に迫ります。また後半は『ヘッドフォンステレオ編』として構成。『ウォークマン伝説』『カセットボーイ物語』『ナショナル ヘッドフォンステレオ史』では、各社のヘッドフォンステレオのほとんどのモデルについて写真、機能アイコン、主要スペックを掲載。その数、3社合計でなんと499モデル! (過去『ステレオ時代』にて掲載したものの増補改訂版)
そのほかカセットテープ関連企画満載でお届けする、思い出に浸れる1冊であり、ネットオークションでの売買時に役立つ1冊でもあります。
【SPECIAL】・『まえがき』に代えて― 特別対談:生島昇×牧野茂雄 カセットテープが消滅しないのはなぜか 高解像度デジタル音源全盛のこの時代なのに かつてのオーディオマニアや音楽ファンだけでなく 若い世代にもカセット支持者が広がっている この現象を、本誌論客(?)の二人が語った
・生録に出かけよう! カセットテープの実力、いまだ色褪せず
【PART.1 カセットテープ編】・カセットテープ年鑑 1971~1993・TDKブランドストーリー・SONYブランドストーリー・maxellブランドストーリー・FUJI/AXIAブランドストーリー・COLUMBIA/DENONブランドストーリー・That's ブランドストーリー・その他のブランド Scotch/National/Victor/Konica・『懐かしのカセットテープ博物館』訪問記
【PART.2 ヘッドフォンステレオ編】・ヘッドフォンステレオ進化論・凝縮が生んだ銘機 1984 SONY WM-D6C・ウォークマン伝説 1979~2003・カセットボーイ伝説 1980~2003・ナショナル ヘッドフォンステレオ史 1981~2005